給水柱 その3

給水柱 その3

 機関区の給水柱 給水は、灰落としや給炭と同時に行うことができるので、石炭台やアシュピットの脇に給水設備を持つところが多い。
 平棚式石炭台では、25mを超える場合は必ず2本備える規定があり、国府津などでは、石炭台の端と中間に給水柱が設けられていた。左画像のように台を突き抜けた形にすることが多いが、線路を挟んだ反対側に設置されていることもある。複数の給水柱がある場合は、たいてい大きな高架水槽を持っていて、そこから地下を経由して導水管を延ばす。
 九州には、柱を水平なパイプが突き抜けている形のものがあり(中段右、下段左)、この十字型は本州や北海道ではみられない。

上段=郡山機関区 中段左から=飯田町機関区、沼津機関区、西唐津機関区。下段左から=行橋機関区、我孫子駐泊所、平機関区、荒屋新町(花輪線管理所)。


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