三美構内の風景 選炭工場

三美構内の風景 選炭工場


 左の写真はヤード西端から東側をみたところ。崖の中腹に選炭工場があり、石炭ポケットから登るコンベヤがここにつながっている。拡大写真(下段)をみると、さらにその右に屋根の付いた細長い建物があるので、それが坑口に向かう鉱車の軌道かもしれない。崖の一番上に背の高い建物が見えるのも気にかかる。
 左写真の左端でセキが停まっているのが、クレーンと倉庫のある側線。

 ここの構内は、古い2万5千分の1地図では、ヤード周りの様子が違っており、廃止後に撮影された国土地理院の空中写真では、すでに大半が撤去されているため、施設の全体像がよくわからない。一日居て、ポケットの横や裏側の写真も無いというのは、いまから思うと何をしていたんだという感もあるが、当時は生きている最後のB6が撮れるということに気持ちが向いていたので、周囲を探索する時間があったのに、そういうことをせずぼーっと機関車を眺めていたのである。
 ここのB6は、たくさんの方が撮影されているが、60年代の写真を見ても、基本的な建物と線路の配置は変わっていないようである。



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