機関庫 その3

機関庫 ナロー 森林鉄道編 その2


上左は、置戸の貯木場にあった機関庫(廃線後)。上端の角が落としてある扉の形や、斜めに張られた板目のデザインが素晴らしい。蒸気時代の置戸の機関庫は、「全国森林鉄道」(JTBキャンブックス)に写真がある。上右は3線の立派な木造機関庫で、右の張り出し部分が事務室。標語は「慣れた作業に不断の注意」。この秋田貯木場の構内配線図は『私が見た特殊狭軌鉄道 第1巻』(レイルロード)にある。下の3線機関庫はコンクリート製で、木曽の上松貯木場にあったもの。左の屋根上に見えるのは指令監視塔。右の機関庫と直角に建っているのが油倉庫で、手前の線路の間、細い屋根の下に軽油の給油器とガソリン計量器が設けられている。

上段左=置戸森林鉄道置戸貯木場 1972年、同右=仁別森林鉄道秋田貯木場 1961年、下段右=木曽森林鉄道上松 1973年

下は、大鹿の1線の機関庫で末期にはモーターカーを入れてあった。すぐ右にガソリン計量器がある。

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