茶屋町の駅は対向式ホームで1番線と2番線があり、1番線側(この写真
向かって左)は国鉄宇野線と共用の広いホームだった。
それでも、茶屋町―児島間はいろいろと面白い撮影地がありそうだ、このたびは時間がなさすぎた、と次回の訪問を考えていたのだが、豈にはからんや、翌1972年3月いっぱいで茶屋町―児島間14.5㌔は廃止になってしまった。
児島―下津井間6.3㌔はなんと1990年末まで残っていたのだが、ついに訪れる機会を得ず、結局これが最後の下津井電鉄訪問になってしまった。尾小屋鉄道には廃止まで何度も通ったのと比べると、大違いである。
考えてみればもったいないことこのうえもないのだが、それもまあ、いまとなっては詮ない話である。
点線部分(茶屋町~児島間)は、この訪問の翌年3月に廃止。残った児島~下津井間も1991年1月1日をもって廃止されたが、「下津井電鉄株式会社」の名はバス会社となった現在も引き継がれている。
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