上)朝はこんな状態で埋まっていた
下)ここまで掘ってギブアップ
午後は、市街駅の様子をメモしたり、埋もれているオープンデッキの客車を撮影するために、スコップで雪かきをしたりして過ごした。
1時間以上頑張ったが、窓から下を掘り出すことはできなかった。この旅ではメジャーも持参していて、他の場所では採寸もしているのに、
ここでは二軸客車もフランジャーも計測していない。客車の方は、ずっと後まで廃車体が残っていたようなので、フランジャーを採寸しておけばよかったのだが…。
まあ、そのときの気持ちとしては、初めて見るナローの「木造二軸オープンデッキ」にとらわれていたのだろう。
15時発の3便を撮って、その30分後の列車で滝川に行かないと、次の目的地である標茶に向かうための釧路行の夜行に乗れなくなってしまう。
ここから音威子府まで50㎞、名寄、旭川を経て滝川までは250㎞近い距離があるのだ。
走行写真は市街を出てすぐの丘のうえで撮ることに決めていた。発車の30分ほど前に、線路から足跡が目立たぬように迂回して丘に登ってみると、
傾きかけた太陽が広い雪原を照らし出して、実によい雰囲気であった。
午後の列車が20線に向かう
やはり乗客は5人くらいだった