青梅線寸描 5

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そのほか、もちろん立川あたりもまだビルも少なくて、多摩の郊外らしい風情を残していた。拝島は、五日市線、八高線、西武拝島線の ジャンクションだけあって鉄道情景にも活気があったし、駅前や周囲も大きな欅が残っているかと思えば、新興の商店もあり、その割に駅前は せせこましかったりして、いかにも昭和の街だった。
 そんななかを、茶色の電車は結構な人数を乗せて、がたごと走っていたのである。 これも青梅線(拝島で合流する五日市線も含め)の、ひとつの側面だった。