撮影地として有名なのは、川井のコンクリート橋だろう。私じしん、ここでは何回もシャッターを切った。山の緑とコンクリートのややくすんだ白色とのコントラストが印象的だった。このあたりは、線路ちかくで杉木立ごしに写真を撮るのも面白いし、もちろん小高い山の上まで登っていって俯瞰するのもいい。
また、御嶽をすぎて氷川が近づくにつれ、唸るモーターの音とともに車窓の景色がいよいよ緑濃くなり、山深くに入ってきたことを感じさせるようになるさまも、子供のころから大好きだった。
そして、さきほども述べたように、氷川(奥多摩)の構内に何本もの貨物列車が頼もしくも待機しているさまは、ED16の重厚さともあいまって、見ていていつまでも飽きることがなかった。