京都駅 山陰1番2番ホーム 3

上)1番線のC57は子どもたちにも大人気。画面には見えていないが左側には線路におりて撮影している人もいる。1971年3月
下)「この先立ち入り禁止」の場所で機関車を見つめる若者が1人。1971年3月

というよりも、もともと、駅でぼんやりと行きかう列車を眺めるのが好きだ、ということに尽きるだろう。写真も撮るには撮ったが、まあ「おまけ」のようなものなのである。C57に群がる同好の士たちの姿にカメラを向け、「これは貴重な記録写真となるだろうな」などとひとりごちる、みょうに冷静なところもあった。

 とはいえ、本線の始発駅を汽笛の音も高らかに発車していくC57の姿は、ライトパシフィック好きの私にとって、いかにも好ましいものであり、また、 「ああ、C51も同じように出発していったんだろうな」と、この眼では見ることができなかった、ちょっと前の蒸機全盛時代を偲ぶよすがともなったのである。

次へ