機関庫 3'6" 炭坑鉄道編 三井美唄

機関庫 3'6" 炭坑鉄道編 三井美唄

 三井美唄(三美運輸)の機関庫は、ちょっと見た所では1線で横に張り出し部分があるだけに見えるが、実はかなり複雑な形をしている。

 おそらく、もとは奥の部分(奥行き7間?)だけだったのが、後になって手前の6間分を継ぎ足したのだと思われる。しかも、奥と手前では横巾が違う上にセンターがずれていて、さらに手前の左側張り出し部分は、屋根の高さが違う2つから成り立っているのである。
 手前と奥の部分の継ぎ目は、ポケット側(右側面)では判別できないが、屋根には継ぎ足した跡らしき勾配がある。後から増設したのなら、高さは同じ寸法で単純に長さを延ばせば良さそうな気がするのだが、なぜ、こんな複雑なつくりになっているのだろうか?

 なお、左側面は写真がないので詳細が分からず、庫の図面は、画像から割り出したもので、実測値ではない。左側張り出し部分は、詰所と倉庫などになっていたと思うが、これも記録をしておらず詳細不明である。

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