投光器  その2

投光器 floodlight tower その2

 実は、夜に蒸気機関車の写真を撮っているとき、いちばん投光器のありがたみが感じられるのは、白煙が逆光に浮かび上がる瞬間(左画像のような例)である。夜汽車を表現するには格好の素材だと思うが、これは模型では再現が難しいかも。
 煙はなくとも、左下の画像のようなシーンで、薄明や日没後の光景を表現するには、使えるアイテムではないだろうか。

 木の柱で、下の方が二股になっているもの(下の画像)は、高さが電柱の2倍くらいあるように見える。1960年頃の富山機関区で撮影された写真に、柱のみで上の部分がない姿が複数あるので、そのころに普及したのかもしれない。これも、ライトの数は1灯、2灯、3灯、4灯と、いろいろある。私鉄でも釧路臨港の春採、雄別炭山、三菱上芦別、夕張鉄道の若菜や平和のヤードには、これと同じタイプの柱にライトが載っているものがあった。

下=釧路臨港鉄道春採
右の4枚は左から順に
磐越東線(駅名不詳)、美唄駅(滝川方)、一戸駅(盛岡方)、吉松機関区


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