富士を愛でる 3

それはともかく、5年ほど前、熱海で仕事関係の泊まりがけの新年会があったので、また思いついて、翌日は足を延ばして、久し振りに岳南を訪れてみることにした。



熱海から乗車した東海道本線の普通電車が、編成の短いローカル列車風になっているのに驚きながら窓外を眺めていると、函南のあたりでは上りのブルートレインを狙う同好の士を線路際にあまた見かけ、相変わらずの鉄道趣味の隆盛に感心することしきり。そして沼津をすぎ、やがて吉原に着く。 製紙会社の環境対策が万全となったいまは、空気もおいしく、雪を被った富士山はむかしと変わりなく美しい。製紙工場の高い煙突から吐き出されるボイラーの白い蒸気と青空のコントラストも、なかなかに好ましい。



右上)岳南富士岡に留置されていた東急5000系とED29  下左)比奈 ED501  下右)岳南原田  いずれも2005年1月        次へ