時間がまだあるので、地図を片手にマサリク駅まで足を伸ばす。初代大統領の名前がつけられたこの駅は、もとの中央駅で、
いまは国内路線の列車が主に発着している。
今日は一日中、市内観光だが、どこへ行っても市電が走っているのが嬉しい。車輛は地元のタトラ社が製造している、
旧共産圏標準仕様の、れいの「タトラカー」だ。昔の王宮(プラハ城)や寺院(聖ピート大聖堂)が小高い山の上にあり、
芝生が綺麗に植えられた線路を市電も登っていくなど、さまざまな鉄道情景が繰り広げられている。できることなら数日滞在して、
じっくり撮影したいものだ。ガイドが途中で市電に乗る機会まで作ってくれたので、なお嬉しくなる。1回乗車券は8コルナ(35円)。
カレル橋の上で、笑顔のアメリカ人老観光客に話しかけられる。なんだろうと思ったら、首から下げた自分のライカM6を指差し、握手を求められた。
「おたがい、いい写真を撮りましょうね」
と答えたら、とても喜んだ。アメリカ人はあけっぴろげで単純なところが、いい。
そのあと、ビヤホールで遅めの昼食。チェコのビールはほんとに美味しい!