私鉄電車のスケッチ

真田・傍陽線 1970年夏 その5

 川原柳からは市街地を離れ、随所に急勾配・急カーブがある。神科や下原下など、どこで降りても良い撮影地がありそうだった。上野山(虚空蔵山)のトンネル手前の伊勢山の駅がおもしろそうに思えたので、戻って撮影することにした。
 この駅は40‰、半径400mという急勾配・急カーブの途中にある。コンクリートの短いホームの両側に延長部があるが、片方は枕木で土留め、もう一方はレールを組んだ上に枕木を乗せてあった。トンネルを抜けた反対側が、神川を渡る川久保鉄橋で、渡ったところに次の殿城口の駅がある。

 ↑ 伊勢山を出て下り40‰
 を上田に向かう

 ← ホームの下にあった
 曲線票

 ホームと反対側の線路脇
 から撮影。トンネル内も
 上り勾配。出口の先はすぐ橋→


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