イラストの小部屋  心象鉄道編  南軽その2

この地域で随一の保養地である■(ふか)温泉は、かつては軽盆山中の細い道をたどっていくしかなかったが、山線の開通によって広く利用されるようになった。駅前には数件の宿があるが、渓流に面した狭い谷間である。一方、次の太郎沼駅近辺と沼の対岸には、やや開けた土地があり、昭和十年ごろ宮沢清一はここに小さな庵を建てて夏の住まいとし、一番列車で南部津川の本社に出勤したという。

「羅須会報7号」(青焼きコピーで限定作成)に掲載されたもので、太郎沼駅を描いた貴重なカットである。



       太郎沼 その1    下新田      
 
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