イラストの小部屋  心象鉄道編  箱庭亭その2

これも「犬走」5号に掲載されたもの。添えられていた本人コメント。

「絵を描く原動力。それは憧れであろう。それはかなわぬ思いであろう。生きている客土軌道を見てみたい。私にとってその願いはもはや絶対にかなわぬ事ゆえ。」

北海道の客土軌道の蒸気時代は、鉄道雑誌には知内村の協三など限られたものしか写真が紹介されたことがないが、近年公開され始めた北海道新聞のアーカイブなどによると、鉄連のコッペルが転用された例などもあるようで、記録が少ないだけに想像力を発揮する余地がありそう。この絵の貨車は、客土軌道特有の上部が狭まっているタイプ。なべトロより、木製の貨車が多く使われていた。

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