線路のある風景 7

海辺の駅

昨日出会った 名も知らぬ青年2人と 海辺の線路をひと駅分歩いてみた

砂浜に足をとられ 堤防のうえでバランスをとり
途中で奇妙な岩を眺めて時間をつぶしたりしながら

陽が少し傾きかけた頃に たどり着いた誰もいない駅舎は
くたびれて あちこちが壊れかけていたが 美しかった
  
列車を撮らずに旅をした 初めての夏


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