たそがれどきまで あと何歩 柿の実に火がつき
石蹴りしながら たどる道 残りの時間がくれてゆく
知らない通りを あといくつ シグナルに灯がともれば
どこまで行ったら 戻ろうか 星を数えて 家路につこう
陽だまりでまどろむ 心の翼を広げる少女たちよ
すべての少年たちよ 今はひそやかに待つときだ
君の王国の扉は まだ風の凪いでいる
まだ閉じられていない おだやかな午後に