structures 水タンク

水タンク watertank

 水タンクは通常は線路脇や機関区にあるが、稀にホーム上に設置されていたものもある。左は電化直前の東北本線宇都宮~郡山間であるが駅名が分からず調査中。中段左はもっと珍しいホーム屋根上に置かれている例で、松浦線か長崎本線の駅らしいが、これも駅が判明していない。

 デザインはどのように決められていたのか分からないが、地域差はあるように思われる。西日本には基部がレンガやコンクリートのしっかりしたものが多く、北海道には六角形のものがあった(下段の画像)。この六角形のデザインは、幌内鉄道を初め北海道の初期の鉄道施設にアメリカの影響が大きかったことと関係がありそうだ。
 珍しい形状の例としては、『シーナリー・ガイド』(河田耕一著)で紹介されている鍛冶屋線西脇の小屋形、添田の横に長い円筒形のものが特にユニークである。
 美唄駐泊所の給水塔を観察する

下段左=広尾線広尾駅、同中=池北線置戸駅、同右=函館本線小沢


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