中坊と汽車 呉線3

朝の広島行き通勤列車を牽いていったC59 161が白煙とともに隧道から飛び出してくる。安芸川尻~安登間。626レ

しかし、同じ場所ばかりでは面白くない。予定を変更して、朝の撮影大会は621レを断念して次の目的地、安芸川尻―安登に向かい、624レをここで撮ったうえで、最大の狙いたる、有名な寒風峠越えのヘッドマーク付き寝台急行「安芸」を撮ろう、と考えた。
 だが、正午前のやってくる下り「安芸」37レは残念なことに上り勾配のいい場所を見つけることができず、下り勾配で煙はなし。 遠路はるばるやって来た中学生には、痛い。

C59 164の牽く624レ。川尻~安登

で、上りの38レはアングルを工夫して624レを撮った「お立ち台」で決まり構図で写すことに決め、その前に通過する626レと荷物列車42レもその近辺で撮影した。

呉線は列車密度の高い山陽本線の迂回ルートとしても使用されていた。荷物車を連ねた山陽線直通の荷42レ。牽引機はC62 15

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