中坊と汽車 呉線2

小屋浦到着は5時44分。まだあたりは仄明るくなった程度だが、まずはホームのC6216を写すと、坂方面に少し歩く。間もなく下り急行「音戸2号」303レが白煙を上げて目の前を駆け抜ける。
そして、わずか1時間20分の間に921レ、923レ、925レ、927レの4本の広および竹原始発の通勤列車と糸崎始発の西岩国行き621レが大型蒸機に牽かれてやってくるのだ。そのうち1本は残念ながらD51牽引だったが、とにかくC59、C62の競演にすっかり舞い上がってしまった。

C59 161の牽く921レ(左)C62 41の牽く「音戸2号」(右)
当時、呉線ではC59最後の3両と、本州で最後のC62が、寝台急行「安芸」と普通列車を牽引していた。左と右下2枚はC62 46の牽く927レ

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