浜中町営軌道 2-1

3月26日 浜中2日目

左)茶内駅を出て1キロほどのところにある国道の踏切。信号機は列車を止めるためについている

右)原野の中で突然線路が終わる所が西円朱別だった。強風にさらされる木も、電柱も、列車も、すべてが傾いている。本線しか除雪されておらず、側線とターンテーブルは雪に埋もれていた

6時55分の西円朱別行き1番列車に乗る。終点まで乗ってロケハンし、DLが牽く2番のミルクタンクと、牛乳缶を集めて戻ってくるところを撮る、そして牛乳缶を積んだ貨車を牽く若松線の自走客車を狙う。これが今日の第一の目標だ。

茶内を出て、車庫の横を通り過ぎ、昨日夕方に列車を撮影したあたりを過ぎてしばらくすると、広い道路の手前に信号があって列車が停まる。なんと、この国道の踏切ではクルマが優先なのだ。運転手が、窓から手を出して信号を切り替える装置に何か突っ込んでいる。そうすると、30秒くらい鉄道側の信号が青に、道路側が赤になる。
 東円朱別線の分かれる秩父内、若松線の分かれる中茶内を経て、西円朱別まで約40分。終点の停車場は、原野の中の何もない場所だった。吹きさらしの小さなホームに、ターンテーブルが一つだけ。

左)茶内から西円朱別まで60円。切符の線名を見ると、西円朱別は「茶内線」、東円朱別が「円朱別線」となっているが、まぎらわしいためか、訪問時の駅の時刻表などは「西円線」「東円線」と表示していた

上) 当時のノートにメモしてあった停車場の線路配置。西円朱別と中茶内以外は降りて歩いていないので、細部が正しいかどうかは保証しません

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