浜中町営軌道 3

3月25日 浜中(その3)

 あたりを探索し、構内に置いてある車両を撮る。国鉄の茶内と接続している停車場付近には小さな待合室や明治乳業の集荷所があるだけで、雪に埋もれたヤードに貨車が放置してある。路盤が沈んでいるところがあるらしく、車両が前後左右に傾いている。うらぶれた雰囲気が、ミルクタンクの入る工場とはずいぶん違う。
 車庫は駅から少し離れたところ、本線沿いにあった。何種類かの自走客車が突っ込んであるのだが、ここでもそれぞれの車両が、あっちこっちに傾いている。この線路状態の悪さは、ちょっと尋常でない。私の見ているときには、脱線事故は1回もなかったが。

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