忙中閑あり ミラノ2

今夜は日本料理屋でフェアウェル・パーティ。なんで美食のイタリアくんだりまで来て、不味い日本料理を食べなければいけないんだろう。店の名前は「OSAKA」。そういえばプラハの店は「NAGOYA」だった。なんというネーミング。同行の連中は、みな、喜んでいる。
 そういえばホテルでの夜食用に用意されたカップうどんは、旅なかばで品切れになったそうだ。朝もフィンランドはコーボラのホテルの食堂でお湯をもらって啜っている若いヤツを見かけたなあ。あれはなにか困った光景だった。ああ、オレはうまいチーズとキノコとワイン、お国ぶりのパンでもあれば満足するんだが。

8月某日

今日で帰国だ。まず、朝食前の日課として、カメラ片手にホテルを飛び出す。今朝はすぐ目の前の中央駅も覗くことにする。壮大な建造物だが、中は掏りが多いので要注意、とのこと。
 昼食(やっとイタリア料理だと喜んだら、パスタで終わり。おーい、メインディッシュはないの?)後は、またまた「お買いものタイム」。

同行の人たちによっぽどの変人と思われるのも癪だから、ドゥオーモ近くの「リナシャンテ」(日本でいえばダイエー)に飛び込んで3本30ユーロのバーゲンのネクタイを買い求めてバスに放り込むと、また時間ぎりぎりまでミラノ市電の撮影を楽しむ。今日は空も素晴らしく青く晴れあがり、古い電車が古い街並みによく溶け込んでいるのが、なんともうらやましい。
 夕方、われわれを乗せたバスは市内を離れ、空港へ。さあ、あとはファーストクラスのゆったりとした座席で、しこたまシャンパンとワインを飲んで眠るだけだ。

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