美唄鉄道の終点常盤台(ときわだい)は、川沿いの斜面を削った平地いっぱいに線路が伸びており、巨大な4線のポケットが圧倒的な存在感を示していた。その脇にホームがあり、コンベヤがその上を横切っているのも珍しく、ホームの傍らには給水塔と転車台もあるところが、模型のヒントにもなりそうなおもしろい配置である。
駅舎はホームとはつながっておらず、線路をまたいで歩いていかないとホームに上がれない。また、駅の南に踏切があるにもかかわらず、構内に跨線橋があった。これは、この駅で降りて選炭工場や坑口に向かう人が多く、入換え中の列車があると長時間踏切が閉まっていたり、線路を横切るのが危険だという事情があったからだと思われる。
図の上方と下方は引き上げ線になっているが、線路の端まで探索して写真を撮っておらず、分岐の形状など詳細は不明である。また、ポケットの右(東側)の建物の形もはっきり分かっていない。
かねた一郎が1970年に撮影した写真とメモ、空中写真その他の資料から作成。