「上芦別ものがたり」の舞台、三菱芦別専用鉄道は、国鉄上芦別駅から1キロほどはなれたところに、ヤードと機関庫、ホームと駅舎があった。図の下方が、国鉄上芦別駅。上端の機関庫の脇を通っていく線が、旭町、辺渓(ペンケ)を経て三坑に向かうもの。
この図は、けむりプロメンバーが撮影した写真をもとに書き起こしたもので、留置線の長さなどは正確でない。また、駅舎に通じる道路が見当たらないが、写真を見る限りでは列車に乗る人は構内を歩いてホームの端から上がっていたようである。
三菱芦別では、三坑や油谷に大きな選炭工場がなく、このヤードまで運び出してから改めて選炭機に送っていた。下端の建物が、その選炭工場で、1線の建屋内で石炭車からシュートした原炭をコンベヤで工場に運び上げ、背の高い2線のポケットで再度、セキに積み込んでいた。
選炭工場の建物の詳細が分かる写真、空中写真を元にしたスケール通りの構内図は、『北のOld American』(南軽出版局)を参照。