宗谷本線の豊富から出ていた日曹炭坑の専用線は、一坑に背の高いポケットとヤード、機関庫があった。この構内の様子を描いた図は、過去、鉄道雑誌等に掲載されたことはないはずである。かねた一郎の1970年8月のスケッチに、このときと翌年3月の写真から得た情報を付け加えたもので、選炭工場付近の建物配置は写真を手がかりに描いたので不正確。図の右手方向は、訪問時には廃線となっており、神社の前に廃車のセキが並んでいた。
左端の「熊の沢坑区」からは、2フィート6インチの屋根つき軌道が延びている。ズリ捨て用インクラインも雪よけの屋根があり、北側の丘の上まで延びていたので、丘を越えた先の谷間に捨てていたようである。